シンメとは何か〜WhoからWhichへ

どうも姫野です。
今日は、ここのところちょっと考えていることなんかを垂れ流そうかと。

この界隈で最近よく言われるようになったシンメという関係性。シンメトリーの略語ですが、今やジャニ(ジャニヲタ)界では目立つ2人組がいるとすぐシンメ扱いするように見受けられます。対(コンビ)ではなく対称(シンメ)。
この概念はいつ生まれたのでしょうか。

まず思いつくのは、仁亀の台頭です。KAT-TUN以前は「グループの誰が好き?」というWho論で会話が繰り広げられることが多かったのに対し、KAT-TUNデビュー前後辺りからは「仁亀どっち派?」というWhich論に変わった。
それ以前、確かにKinKi Kidsにおいては「光一くん派?剛くん派?」というWhich論がありました。しかしこれはキンキがそもそも2人組のユニットであったことから考えると、まあWhich論よりはWho論であると言えます。

つまり、仁亀はWhoから飛び出したWhichとして、グループ内で更に別個の地位を確立した2人組だったというわけです。これは革命的でした。それまでコンビという言葉でしか語られて来なかった2人組という存在が、初めてシンメという言葉で語られはじめたのです。

KAT-TUN以後は、怒濤のシンメラッシュとなり、グループ内やJr.内で目立つ2人組がいようものなら即座にシンメというレッテルが貼られるようになりました。

そこで曖昧になってきたのがシンメの意味です。仁亀がReal faceを歌った時、鮮烈に意識された対称性というシンメトリー。ギリギリでいつも生きていた時の痺れるような輝き。真逆の方向を向いたベクトルがぶつかり合うことで生まれていた輝きが今や色褪せているような気がするのです。

Sexy Zoneのふまけんは仁亀の後継ともいえる圧倒的シンメであるとしても、最近シンメと言われ始めたジャニーズWESTのツインやJr.のじぐいわ辺りはシンメというよりはコンビであるように感じます。
(ちなみに、元B.A.D.の2人はキャラやパフォーマンスから自然とシンメトリーを形成していますが、そこがシンメとして痛烈に意識されることはあまりない気がします。やはり2人組たる所以でしょうか。)

更に言ってしまえば、「○○は俺のシンメ」発言にとても違和感を覚えるのです。かつて周りによって意識されるものであったシンメが今や自ら意識するものとなっている。相棒という意味で使っているんでしょうけれども…

かなり話が多岐に渡ってしまいましたが、シンメが生み出す爆発的な魅力は凄まじいと思っています。その威力ゆえに、短命であるとも。
母の「センターメンバーは2人も要らない」発言は仁亀信者の私を怒らせたものですが、今となってはその意味が分かるような気がします。

Whoから飛び出したWhichは、眩しすぎるのです。Whichで語られるグループよりWhoで語られるグループの方が馴染みやすい。ギラギラしたシンメには時折危うさを感じます。勿論そこが魅力なのですが、突出してしまうのは危険。

何が言いたいかって、こんな長々書きましたけど…SexyZoneはちゃんと5人でプロモーションしてください!っていう。3人だと、ふまけんシンメが目立ちすぎちゃうんです。セクチャン見てる時の安心感といったら、もう。

何書いてるか自分でもよく分からなくなってきたので終わりにします。ここどこだ。